8人のメンバーを取りまとめる中心となっているのは、元サラリーマンの藤本庄四郎さんと田窪豊弘さん。学生時代からの“悪友”だという二人以外のメンバーも、全員がそれぞれ違う分野で働き定年退職した人たちばかり。いまの楽しみはオリーブの作業の合間にみんなで食べるお弁当なのだとか。
愛媛県・今治市からしまなみ海道を渡ると、ひとつめの降りられる島でもある大島。村上水軍にまつわる遺跡や言い伝えが多く残る歴史ある島で、平地が多いためお米の栽培など、さまざまな農作物が栽培されている。ポパイズクラブのオリーブ畑も、風通しがよく太陽光も降り注ぐ好環境で育てられています。
初年度は400本、2年目には200本を植えるなど徐々に栽培数を増やしてきました。なかなか安定した量が収穫できず、頭を抱えた年もあるそう。例年は11月初旬に収穫祭を開催し、訪れた人たちに収穫体験をしてもらったり、自分たちで作ったピザ釜で焼いたピザを振舞ったりも。
オリーブはそのままでは食べられない上に、鮮度が命。収穫したら24時間以内に加工を行います。洗ってすぐに絞って、ピュアオリープオイルにしたり、あく抜きをしてひたすら水換えをしたのちにできるオリーブの塩漬けにしたり。ラベルもひとつひとつ自分たちが貼っています。